〆、そして
空想世界でのお話です。
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記録担当の顔なじみさんの1人が、3つ目のパートが一段落したタイミングを見計らって主賓のお二人に挨拶するよう促す。まず、先に誕生日をお迎えになった主要メンバー氏の挨拶だ。
チワワの耳による攻撃についてはかなり気になっていたようだが、いつも通りの気取らない笑顔と飾らない言葉でお礼の気持ちを表してくれた。今回この方のお誕生日をお祝いしにきた参加者とも直前に打ち合わせし、合同でお祝いすることができて良かった。
「では続いてSさん。」と先ほどの顔なじみさんがS氏に水を向ける。
ここでS氏、
まず誕生会に集まってくれたことへのお礼を述べた後、夢の実現に向けプロとしてさらに成長することを約束して今後も応援をよろしくと結ぶ挨拶を、S氏らしい丁寧で心のこもった口調で言葉にしてくれた。
こういった挨拶をさっとこなすところも、実にS氏らしい。きっとある程度誕生会を予想して、準備していたのだろう。
ただ、その時少し違った雰囲気も感じていた。
もちろんある程度の準備はしていただろうと思うが、今回の挨拶の言葉にはいつも以上に魂がこもっていたのだ。なお、この挨拶の前後にS氏が新しい一歩を踏み出す決心をしていたことを顔なじみさん達や私が知るのは、もう少し先の話である。
S氏の挨拶が終わった後、もう一人の主賓が声を上げる。
「どうしよう。同じ歳なのにそんなこと一言もゆうてへん。」場の雰囲気が一気に緩む。
こんなことを言いつつも、すぐ笑顔で「まぁ、いっか。」と続けるところがこの方らしい。まあ何にせよ、主賓お二人の持ち味がよく出たご挨拶をもってサプライズパーティはフィナーレとなった。
会場を後にする主要メンバー諸氏を見送ると、急いで後片付けだ。湯沸しに使ったやかんとカセットコンロを流しまで取りに行って戻ると、すでに会場の現状復帰はほぼ終了していた。企画に加わった顔なじみさん達はもちろんのこと、スタッフ諸氏やその場に残っていた参加者の多くも一緒に手伝ってくれたのだ。
今回の誕生会をこれだけの形で行うことができたのは、S氏の周りに集う顔なじみさん達が連携できたことと、周りにいた他の参加者達やスタッフ諸氏がいろいろ手助けしてくれたことの2つが揃ったおかげであろう。やり残した演出や改善すべき反省点もいくつかあったが、それはまた次回挑戦すれば良い。今日はS氏の誕生日を皆でお祝いできて良かった。そう思いつつ、充実した1日を送った疲れと共に帰途についた。
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以上、フィクションでした。
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